
言語療法

言語療法室では脳卒中による構音障害、失語症、嚥下障害の患者さんに対して治療を行っています。
言語療法というと「ことばの訓練」という印象が強いと思いますが、実際はことばの訓練に加え、絵や写真を利用したり身振り・手振りや絵を描くなど「コミュニケーション能力向上の為の訓練」という広い範囲で取り組んでいます。
また作業療法と連携し痴呆によりコミュニケーションが困難となった患者さんに対してもアプローチを行っています。
他人と関わることをせず何に対しても反応のなかった患者さんが、ベッドを離れてリハビリ室へと来室し、歌を歌ったり、ゲームをしたり、患者さん同士の中で楽しい刺激を受けることで、コミュニケーションへの意欲を取り戻していく場面は少なくありません。
更に言語障害を持った患者さんは食べる事にも障害を感じる場合が多く、そういう患者さんには「食べる喜び」を取り戻していただけるようなアプローチをしています。
しゃべること、食べることは、どちらも誰もができる当たり前のことだと思われているため、これらができないことによる患者さんや家族のショックは計り知れないものがあります。
病態の説明、対処法などのアドバイスを行い、患者さんを囲む全ての人々で患者さんを支えていける環境を整えていくことも大切にしています。
※子供の言語発達に対するご相談も
受け付けております。ご相談ください。
|
|

作業療法

作業療法室では心身の健康を損ねたり、社会的交流の機会をなくしたり、長い入院生活のため自ら動こうとする気持ちが少なくなってしまった患者さん、更には生きる目的を失った患者さんに対し、障害を持ちながらもその人らしさを取り戻し、入院生活がより楽しく、安心して過ごせるように援助しています。
まず第一に患者さんひとりひとりの心理状況を把握し、患者さんの個性や望む生活観に目を向けることを心がけています。
普段何気なく行っている寝返りや起き上がり、ベッドから車椅子への移動が難しくなった患者さんへ、楽に動作ができるようにちょっとした動作の要領を教えます。また手すりをつけ、ベッドの位置を変えるなど、動作がスムーズにできるような環境に変えたりします。
また、入院するとどうしてもベッド上の生活が続き生活リズムにメリハリがなくなってしまいがちですが、入院中も家にいるときと同じように、毎日着替え、身だしなみを整える習慣をつける訓練を行います。また障害を持ち簡単に着替えられなくなった患者さんへ、楽に着替えられる方法を一緒に考え訓練します。
動作訓練だけでは自立動作が難しい患者さんに、自助具や福祉用具の紹介を行うこともあります。機能の代償として操作しやすく形や使用法を工夫された生活物品のことです。よく目にする曲がったスプーンや底が斜めになった皿、また、手が届かないカーテンの開け閉めや、靴下の着脱に使用するリーチャーなどがこれに当たります。
また障害の個別性に基づいた訓練や、グループで取り組む、体操や季節の歌・ゲームを織り込んだ集団訓練を行い、機能の回復、よきコミュニケーションの場、安らげる生活の場として提供しています。そのほか、趣味活動を見つけたり、何かに挑戦したり、新たな可能性を発見できる場として活用してもらっています。
|